2014年12月28日日曜日

朔旦冬至のセレモニー

2014年の冬至は新月が重なり、特別の年でした。
陰極まって陽となるこの日、今年は朔旦冬至といって、次回は19年後になるそうです。
その時自分はどんな感じで暮らしてるか考えると、何だかどきどきします♪
いつもトップダウン型の思考で動いていきたいですね。

さて、一陽来復・冬至の朝日は特別で、
その光を浴びるだけでも効果があるといわれています。

その朝、冬至祭りに出演のため訪れた淡路島にて、
朝日とともにセレモニーを行う予定でしたが、
明け方から小雨がぱらつき、止んでも曇がきれない様子でした。

朝日が顔を出すのを、冷たい風が吹くなか浜辺で、仲間とじっと待ちましたが、
いっこうに雲は切れず、私は何気なく気功をしながら待つことにしました。

そんなとき、ふと気付いたのです。私は雲が切れることばかり願っていた、と。

つまり、日の出を望みながらも、太陽でなく雲の方に意識を向けていたのです...。

その瞬間、私は雲の向こうの太陽をはじめて意識しました。
すると、不思議なことに、まばゆい光の太陽が急に顔を出したのです!
それは本当に美しいさまで、私たちは太陽に、感謝の祈りを捧げました。

しばらくして、朝日はまた雲の中に消えていきました。が、その太陽は上っていくのに、
だんだん雲の中に沈んでいくという、幻想的な姿を見せていきました...。

普段私たちはこれと同じ考え方をしているのに案外気付いていないのかもしれません。
なりたい姿があるのに、その手前にばかり気をとられ、本体に意識を向けていない…。
朔旦冬至の朝の光は、そんな本当に大切なことに気付かせてくれたのでした。

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