ジャンリュックゴダールという映画の巨匠が昔いて、 映画の名前は忘れてしまいましたがジャンポールベルモンドとアンナカリーナが出演していました。
音楽はヴィヴァルディの 海の嵐という曲。
フランス映画なので内容は感覚的なもので だけど 破天荒な 二人の恋が メインの映画でした。
そこで何故かアルチュールランボーのポエムが 挿入されていて とてもよく心に残っています ここで一つその詩をご紹介します 皆さんはどうお感じになりますでしょうか?
「永遠」
もう一度探し出したぞ。
何を?永遠を。
それは太陽と番(つが)った
海だ。
待ち受けている魂よ、
一緒につぶやこうよ、
空しい夜と烈火の昼の
切ない思いを。
人間的な願望(ねがい)から
人並みのあこがれから、
魂よ、つまりお前は脱却し、
そして自由に飛ぶという・・。
熱き血潮のやわ肌よ、
そなたの情熱によってのみ
義務も苦もなく
激昂(たかぶ)るよ。
もう一度さがし出したぞ。
何を?永遠を。
それは太陽と番(つが)った
海だ。
アルチュール・ランボー 堀口大學訳